B’zが2020年10月から11月にかけて東京 Zepp Hanedaにて5週連続で開催した無観客配信ライブ
『B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』をDVD/Blu-ray 作品化。
8月25日に発売決定を発表しました。



これは32年のB'zキャリアが 5つの時代(5ERAS)に分けられ、5公演すべてが異なるセットリスト・演出・セットにて80曲も演奏されたという、既に伝説化しているライブです。ドキュメンタリー付きのコンプリート版は完全受注生産で5月31日までに予約が必要です。早速予約しました。楽しみです。



さらに5月21日には1988年9月デビューから約33年間に発表した全曲のサブスクリプション・ストリーミングサービスが開始となりました。松本孝弘さんと稲葉浩志さんそれぞれのソロ作品も含めた計880楽曲が提供されています。



そしてそして、最新シングルとなる「きみとなら」が合わせて配信されました!!



「きみとなら」は、21stアルバム『NEW LOVE』と同時期に制作され、アルバムには未収録となった楽曲です。ライブツアー『B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-』のエンディングSEとして6月8日鹿児島アリーナ公演から使用され、また7月18日のZepp Nagoya公演からはセットリストに追加されました。


その後、音源化はなされず2020年2月26日発売のDVD&Blu-ray『B’z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-』にライブ映像収録。今回、配信限定シングルとなりました。たいへん美しい楽曲です。










「きみとなら」

(2019 B'z Whole Lotta NEW LOVE)





憐れみとか強がりもいらない
僕らはきっと離れられないんだろう

悲しみ怒り後ろめたさ
そっと隠してるつもりでも
すがすがしい程バレてしまう
心地よき降伏


きみとならこの世界の果て
のた打ち回りながら 
flyaway

きみとなら眠らなくてもいい
時に自由に
そして不自由に

恋愛感情を超えてゆく
不思議な soulmate



時が経てば色褪せるものもある
そんな事さえかけがえないものだろう

優しい夢のような穏やかな日々が
保証されるわけじゃない

手加減のないやり取りの中で
見える愛情の正体


きみとならこの世界の果て
抱きしめ合いながらUp & Down

きみとなら眠らなくてもいい
奇想天外な終点が見えるまで

誰一人かなわない
SuperなSoulmate



きみとならこの世界の果て
のた打ち回りながら
Fly away

きみとなら眠らなくてもいい
きみとなら裸でもいい

きみとなら砂漠の中へ
きみとなら嵐の向こうへ

最後で最高の
愛すべきSoulmate








あらためてこの歌詞を読んで
稲葉さんのソロ作品Symphony #9を連想しました。


「Boku No Yume Wa」にも通じるし

 



マジェスティックに歌われている内容にもつながりを感じます。


「きみとなら」
の歌詞は
恋愛感情から男女間のリレーションシップについて
甘いところから酸っぱい苦いも合わせて全部をきみとなら楽しめる
きみとなら一緒に歩きたい
どんな状況でも
どんな場所であろうとも
きみとなら…

という大きな大きなラブソングです。
大人の包容力が素敵です。

(これにホダサレない女性がいるでしょうか!)







 稲葉さんの歌詞に一貫した想いが綴られている理由 



嘘をつかず正直に(Don't Wanna Lie」)
想いを吐き出すことを決めたと言われる2010年発表ソロアルバム「Hadou」
「目の前の人ではなく離れていて波動でつながっている人に宛てた」
このアルバムを第一段階として


想いを行動に移す決心が「念書」の配信となり
「Symphony#9 」の発表
強行ソロツアー「en3」で第2段階(2014年)


どうせ何も出来ないとタカを括ってた槍が第1段階のhadouからおかしくなり
歌詞の噂もマジなのでは?と思わせるほどの第2段階から怒涛のリークラッシュ


きちんと離婚してから「ボクノユメ」をかなえたいと願う稲葉さんにとって
離婚を拒まれ自由になれない苦しい時期が続いたのでは? と想像できます。


「離れているけれど大切な人」への歌がこんなにも量産されたのは
この苦しい時間、愛しい人に向かえない時期が長かったからではないでしょうか。





 伝説のライブ MC 



「君を気にしない日など」の「君」も離れている大切な人を
一日のどこかで思い出す歌だとライブのMCで紹介されています。

20周年の記念ライブに向けても
「ふたりが一緒にいた時間が今の自分を支えている。いつかまた会えることを願っている」
という離れた人への歌を出されます。



他にも伝説のMCがこちらのレスに語られています。↓


名無しさん:2015/12/02(水) 17:12:12.13
稲葉さんが、
「一緒に、というテーマでやってきましたが、
大切な人と一緒にいられなくても心のどこかで、すこしでも思ってて、
必要になった時に大切な思いをぶつけたり伝えるだけでもいいとおもいます、
B'zもみなさんの心の片隅にあって、必要なときに思い出してもらえるような存在に
なれるように頑張っていきたいです」的な感じで言った後に
会場からの拍手があり、
拍手が止むどころかどんどん大きくなった時に稲葉さんがの口元が震えだして、
泣き出すんじゃないかと思うほど込み上げてました。
グッとこらえてたけど、泣いてもいいのに、、と思うほど感動的な拍手でしたね。
そのあと涙腺ウルウルのまま、歌ってましたよ。
私は2階席でしたが、ちゃんとスクリーンで見えました。

名無しさん:2015/12/02(水) 18:26:11.27
説教タイムMCで、これまで何回もしゃべってきたハズの内容が
妙にたどたどしく言葉を選ぶようにしゃべっていて
なんか違う気がしていたのです。
何が?って言われてもよく分からないのですが、なんか違ったのですよ。稲さんが。

震災のこと。C'monの出来た経緯。音楽に救われた。一緒に。心の片隅に。
内容はこれまでしゃべってきたことと大まかは同じ。

「大切な人と実際には一緒にいられない時もあるじゃないですか。
じゃあそんな時どうしたらいいのかって言うと、心で想っていればいいんですよ。
心で相手のことを感じて…。それが希望になれば、、、。
ぼくらもこうしてバンドをやっている以上はそうでありたいと思ってます。」

一字一句正確ではありませんが
最後のワンフレーズには強い決意が込められているように感じ取れました。
言い切った感満開の稲さんで、んで、わー!って客が拍手して。
画面にアップになってた稲さんの表情がみるみる歪んで、目からは涙がこぼれる寸前で。
それに気付いた客がもっとわー!ってなって。
したらもうマジ泣き寸前5秒前の稲葉浩志がそこにいた。


東北大震災の後のライブでした。
「B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-」

思い出しても泣いてしまうほど、一体感があって。
稲葉さんに共鳴したファンで千秋楽もずっと語り草となっている伝説のツアーです。

名無しさん:2015/12/02(水) 18:41:31.68
震災とかああいう時ほど
誰が一番大切かが分かるよね人間って
だから離れているのにその人のことを強く思ってしまうことで
さらに気づくっていう・・・

その通りだと思います。


さらにはエピックツアーのMCでも
「だれかのエピックの一部になりたい」と話されて、
それが後の「Boku No Yume Wa」と一致します。


このように一貫したメッセージを稲葉さんは伝え続けているのです。

タイミングや状況のすれ違い、吹き荒れる逆風の中で
ほんとうの自分を取り戻そうと格闘し、ほんとうの想いを歌詞にし続ける。

だから松本さんに「稲葉君は歌う私小説作家」と言わしめたのでしょう。







 運命のゆくえは 



100年に一度の恋。
1000年に一度の愛。
って、どうやら見た目や甘い響きとはうらはらの過酷な形容詞
1000年に1度という生き方を示す形容動詞だったのかも。

純愛はたやすく成就せず、
どれほど想いが強くてもソウルメイト的なふたりは翻弄されてきたのでしょう。
稲葉さんはそれを正直に歌詞に残されたのでは?



結論から言えば「きみとなら」に歌われる「きみ」とは「シンフォニー」のこと。
立場的に稲葉さんは既婚で家庭もあり、その状況で自分を愛してくれとは直接言えない。
彼女(シンフォニー)は稲葉さんが家庭があるから愛してるとは言えない。

どちらかが強行突破でガツンと行動すれば不倫騒動で表面化したのかもしれません。
ところが歌詞の流れからみて、ふたりはそうしなかった。
お互いがお互いを思うあまり両方が静観しながら耐えていた、
とも言えるかも。


それでも
あれだけあのように歌い続け
メッセージを伝え続けてくれたから
シンフォニーもやっと決心して何事かを稲葉さんに返した・・・?

それが稲葉さん史上最大に楽しくハッピーそうであったという
「en3ツアー」の時期だったのでは? と一部のファンは話しています。



さらに時が進み、状況が変わったのでしょうか。
「きみとなら」を配信するタイミング。
意味があるのかないのか私達にはもちろん想像しかできません。


ただ、長い長い間
そうとは知らずに想像以上の「凄い場面」を作品で、ライブで、
私達はこれまで見せてもらってきたのかもしれない。
それは間違いないように思います。


長い愛、大きく深い想い、人と人の絆。支える。愛し愛される。

880曲全体(から松本さんソロ作品は除かせていただいてw)の歌詞を
もう一度見返して丁寧にたどりたくなりました。



いかがでしょうか。

稲葉さんの生き方と大切な人との運命がこれからも描かれ続けるのではないでしょうか。

今後も大注目せざるを得ません。










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